迫りくるまでの喜びを

明らかに「来る」って分かる空。あんなグロテスクな塊から降り注がれた白をエモいの小道具に使う現代人達の姿もなかなかのグロさだけど。それも含めて1つの作品なのかしら。

雪が降ると頭痛がする。体調不良の時の痛さではなく、孫悟空の頭の輪っか(緊箍児(きんこじ)と言います)がぎゅーって締め付けるような。付けたことないけど、あれが近い。

元々低体温なのに、雪の日の鋭い気候と零度が重なって私の何もかもを奪い去ってしまう。気を張れてる時はまだいい。けど、何かのはずみで弛緩させてしまったら、私には何が残るのか。考えるのは諦めた。井戸の底で秘密の話をする時はこんな気分になるのかな。降りたことないけど。

わたしは祈ります

そこに睡る恋がある限り

わたしは呟きます

か細い火を消さないように