散文

1つの遮‖音‖‖‖‖鉢

正しい迷子の仕方を忘れてしまって、呆然としている。感覚は同じだし正しいものを1つ疑うと全てが間違ってる気がして、ああどうしよう。原剤PM19:43もう少しでムスクの香りが注がれる。 道が歪んで続きがわからなくなったから扉を開いた。無意識の花の提案は…

ちぐはぐな地図

今日は謎にやる事がたくさんあって、気がついたら夕方だった。 海辺のカフカを読んでいる。あの不思議な図書館で鉛筆を使って日記を書きたい気分になったから。 今日で2月が終わったと思ったらあと1日あった。今年は閏年。うるうる。前回の閏年はまだ学生だ…

複雑な草原

昼間の気温が高かったらしい。今日は昼休みにコンビニに行ったからそれを肌で感じられたけど、出来ない日もあるわけで、勿体ない 声はほぼ治ったけど、鼻水と痰が絡むのが少し長引いている。疲れやすいのと体力の少なさは元からだから違いはわからないけど、…

3冊の路

声の調子が8割くらい戻った。うがい薬と龍角散とのど飴をリピートしてスッキリ。今の咳込みは治りかけの咳。 今日も変わらず本を読み漫画を読み映画を見た。 本は「終わりと始まり/ヴィスワヴァ・シンボルスカ」ポーランドの詩人の作品集で、表紙に惚れて買…

迫りくるまでの喜びを

明らかに「来る」って分かる空。あんなグロテスクな塊から降り注がれた白をエモいの小道具に使う現代人達の姿もなかなかのグロさだけど。それも含めて1つの作品なのかしら。 雪が降ると頭痛がする。体調不良の時の痛さではなく、孫悟空の頭の輪っか(緊箍児…

睡脈と凪

朝は来るのか私が跨ぐのかたまにわからなくなる。ひどく低い音。 うだるような冬。冬だからしっとり沈みゆく。 振り子のように打つ温度に寄り添っていたけど、私はまだ影響はないらしい。時差だろうけど、何日息を潜めればいいんだろう? 久々にひとり、呆然…

生暖かい破壊はお好きですか?

気がついたらゴミ袋が増えていた。本番はこれからなのに。今手放したら「あと」はどうなるのよ。と思ったらメールが来た。粗大ごみ申請、受理されたって。ふう、これで落ち着きなさい! 電話対応をなあなあにしてるのがバレてるらしい。電話用の人格を作れば…

最新版の古

年始だけど10日くらい経った気持ちだ。 正月の朝ご飯は少し豪華だから、好き。 昨夜は精神的に疲れたのでお風呂に入らなかったけど、頑張って朝シャワーをして伊達巻の残りとハムを焼いて味噌汁とご飯と合わせた。美味しい。 新年の抱負はありますかと己に訊…

長い前髪の隙間から眼光がきらりと光る

カウンセリングを受けていた。何か大病を患ったわけではない。体は健康。どうやら事故のショックを和らげるために受けているらしい。 メインの医者はレモン農家のあの人。助手は初老の男性。鮮やかなグレイヘアを丁寧に手入れして、顔の皺も上品だった。カウ…

大方バスに乗ってます

基準は変わる。学校や試験、公募、採用、生活、美意識、精神、時が流れれば昔の常識は非常識で非常識が常識になる。それは自身の価値観もそうであれだけ好きだったゲームや本やファッションもガラリと変わる。自身の知らない所で視野と意識が組み変わる。変…

ママに殺される

「来年、お母さんは私を殺すの」 夢の中の友人はそんな事を言った。 現実でも仲良しなあの子、夢に来るのは初(私が行ったのかもしれない) そこで私とあの子は同級生になっていて母親に手を引かれ流れでドーナツショップにいた。小学生だったから意志は無視…

嘘の束縛

涎を垂らしながら寝たのはいつ以来だったか。正しい眠り方が更新された世界ではこれまでよりも鮮やかで九龍城砦さながらのグロテスクな装いをしていたものだ。 いつでも壊せる世界だから蝙蝠を愛しても構わないと語られる短い歌しか流行らなくなったつまらな…

大戦争勃発ぎょんぎょんぎょん

癒やしと試練の割合が狂っている人間界、に降り立つじゃない方。 目立ちも影も薄くないけど何故か変に認知されてる気怠さ。半透明の稟議書に書かれたルーンの呪いに気付いたのは俺しかいない。半値で売られた相槌を勢いで買ったけど空気を読まなくてマァ大変…