マイナスにマイナスをぶつけて

外面的な癖は多少時間が掛かるが抜くことは可能だ

。しかし内面的な癖は時を重ねるに連れ体の何処かに癒着してなかなか剥がれてくれない。

切り落とすことに成功しても、根の深い部分は大樹のように染み込んでいるからそこを取り除くのはほぼ不可能である。我慢強いと言えば聞こえは良いが、限界まで待たないと声をあげない。その理由は入院したくないとか、治療が嫌という言うものではなく、自分が自分に苦しめられる過程を見守りたいというサドなのかマゾなのか未だ不明な変態的嗜好から湧き出る感情からなのだ。この感情に魅せられたのが10歳〜11歳の頃で、謎の腰痛による長期入院をしていた頃だ。(腰痛の原因はストレスからの十二指腸潰瘍だった)深夜一時、明らかに激痛が襲いかかっているのにナースコールを押さない。室内なのに汗も十分にかいているのに、薬を飲んだほうが良いのに。当時の心境は、『どうせ実家にしかいれないならこのまま死んでもいい』と『病院で自傷行為出来ないから助かる』と『何時まで起きれるだろう』と狂ったものだった。

あれから約12年。成人して自立をし通院も1人で出来るようになった。仕事も辞めのらりくらり過していたつもりだったが、内面はネグレクトをするほど追い詰めていたらしい。1番寡黙な部位の導火線に焔を放った。(とても陰湿で私らしい)やれやれ。煽りたくなっちゃうなあ。3%の液体をじわり。染み込ませる。