係員の指示に従ってください

ピンポーーーーン!!!係員の指示に従ってください

改札の警告音が無人駅に鳴り響く。ああ、入場うまく行ってなかったのか。今日は職場最寄りの出発が5分遅れて、久々に乗り換えダッシュした。お昼は飴玉しか食べていないから体力0.2の状態で走るとマイナスになるし、乗り換え勢はみんなはしるから改札全部でアラームが鳴って自分のが鳴ってるかなんて判別が難しすぎる。

なので駅員呼び出しボタンを押す。指示に従って赤い箱のボタンを押して(押すなよ!絶対押すなよ!!なやつじゃなかった)証明書発行する。切符よりちゃちいレシートみたいだけど、証明書。変にアナログなのが少し安心する。

だが体力と夜の空腹と入場失敗のダメージが地味に響くので恋人宅までの道中は、はっぴいえんどを流した。

 

人気のない朝の

珈琲屋で 暇をつぶしてたら

ひび割れた 玻璃ごしに

摩天楼の衣擦れが

舗道をひたすのを見たんです

 

風をあつめて風をあつめて風をあつめて

青空をかけたいんです

あおぞらを