受付番号476

人生初の転院をした。

今まで実家方面のさらに進んだ田舎の総合病院だったけど、流石に行くのが面倒になったので転院した。という建前。

 

転院を決めるまで3年もかかった。しかもその決断のきっかけが年明けの漏水騒動というからなんとも皮肉なものである。

座ってるだけなのに謎の体力を奪われる不思議な場所。

無意識の中にある不安とかネガティブなものたちが狙われてるのかもしれない。

待合室について1時間経とうとする

呼ばれたら多少はラクになれるかな

 

特殊な空間に飛び込むと

条件反射で自分の嫌な癖を考える

嫌な記憶はその記憶だけ忘れればいいのに

そうもいかないのは人間の欠点で

記憶どころかその時間軸にいた事実すらなかったことにする

学校や近所の記憶を捨て

病気の記憶を携えて

ひとり修羅へ飛び込む

実家の部屋は伽藍堂

私がぽっかり抜けて

少し広くなった家はどうなってるだろうか

本も漫画も日記も服もゲームも卒業証書も消え去ったあの部屋は

受診後目の前の薬局で3ヶ月分の薬をもらう。

今まで貧血の薬は液体とカプセル2種類飲んでたと思ったらカプセルの方はカルシウムの薬だった。何故カルシウム?と思ったが、十二指腸潰瘍発症したとき骨粗鬆症の検査もしてちょっと足りない(当時はご飯食べれなかった)から飲むようになったんだ。これも減らせないかなぁ。

3ヶ月分の薬の量を見て怖くなった。

いつでもオーバードーズ出来るじゃんって思ったけど、やったことないから多分やらない。そのやり方は趣味じゃない。

帰りは病院から家まで歩いて帰ってみた。2キロないし、平坦な道だから普通に行けた。でも謎の疲労感で帰ってすぐ寝た。明日は講師をする。資料はできたけど何を話すかは決めてない。