グラデーションの毛布で

昨夜見た夢は概念になって、世界を少し上から見下ろすアングルで流れていた。

その中の俺は少し違う俺だった。

金色のインナーカラーをして(全部というより細く何本か色が変わってる感じ。白金)、黒い服(モード系)を着こなし、部屋で何かを読んでいた。

そこが自宅なのか店なのか他人の家なのかもわからないけど、軽い予知夢に分類されるアレだろうなって思った。

はっきりと自分がいるって分かる夢を見たとき、どこまで信じて従ったらいいんだろう。

その世界にいる自分は自分の要素を模した空白って言った方が正しいんだろうけど、全無視するわけにもいかない。

俺の所有権は俺なんだけど夢の俺は誰のものか。影と表現するのも違う。

明日ドラッグストアでブリーチ剤を買うのもいいかもしれない。